卒業生メッセージ

大西学園に入学することを決めたのは、吹奏楽部に憧れたからです。まったくの初心者でしたが、仲間と一緒に一生懸命練習に取り組み、充実した3年間を過ごすことができました。また、風紀部や総務部で活動したことも成長のきっかけになり、風紀部長を務めたときにはリーダーとして人前に立つ 力も身につきました。先生方のていねいな指導で学力も上がり、英検にも粘り強く挑戦して在学中に準2級を取得。入学当初は考えていなかった大学進学に向けて背中を押していただき、人生が大きく変わりました。これからも大西で培った力をもとに、信頼を得られる人間であり続けたいと思います。

私は幼稚園から大西学園で育てていただいた「大西っ子」です。中学校までは引っ込み思案でしたが、高1で生徒会役員を務めたことで自分から声をかけたり、周りに気配りをするようになり、友だちの輪が広がったのは素晴らしい経験でした。生徒一人ひとりとしっかりと向き合ってくださる先生方の存在も大きかったです。わからないことはいつでも質問できましたし、先生に喜んでもらいたくて勉強をがんばったこともありました。現在は、水道管設計という分野で、グループをまとめる立場の仕事に従事。大西学園で培ったコミュニケーション力やリーダーとしての力が、生きていると感じています。

私は高校3年間で、簿記検定2級・秘書検定2級・漢字検定準2級を取得しましたが、秘書検定はなかなか合格できず、あきらめてしまいそうな時期もありました。それでも挑戦できたのは、がんばっている友だちに刺激を受けたから。この経験で、目標に向かって粘り強く取り組む姿勢身についたと感じでいます。高校生活は仲のよい友人たちに恵まれて、とても楽しく過ごすことができました。何より、具体的な進路が見つからず悩んでいた私に、さまざまな選択肢を示して導いてくださった先生には感謝でいっぱいです。これからもポジティブに自分を信じて進んでいきたいと思います。

中高時代、大西学園で学んだことは、その後の私にとって大きな意味がありました。なかでも前校長の大西浩先生が、東洋医療や禅の思想、インド哲学について興味深く話してくださったことは、今の仕事にもつながっています。自然治癒力を高めるアロマセラピーやハーブに出会い、フィトセラピー（植物療法）を日本に普及したいと考えるようになったのは、先生のお話がベースにあったからこそです。また、いつでもきちんと「はい」と返事することや挨拶の大切さを教えていただくなど、人としての品格も培いました。当時の仲間は今も心置きなく、どんなことも話せる大切な存在です。